今回は前回の記事とはちょっと趣旨を変え、昔のカードをリメイクしたカードを使ったデッキを紹介。
今回紹介するのは「20周年超感謝メモリアルパック」で収録される「天海の精霊シリウス」のリメイクカード「天海の精霊シリウス/W・チャージャー」を使った「11軸ガチロボデッキ」だ。
長年マナ加速が課題と言われていた11軸ガチロボデッキだが、「天海の精霊シリウス/W・チャージャー」のお陰で安定感が増した。11×3で33コストものカードを一気に踏み倒す、豪快なコンボデッキだぞ!
デッキレシピ
水文明 9枚
ガチャンコガチロボ ×4
完全不明 ×4
ホーガンブラスター ×1
自然文明 11枚
界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ ×4
ミステリーキューブ ×4
ジーク・ナハトファルター ×3
光文明 12枚
天海の精霊シリウス/W・チャージャー ×4
天紅連結 シリディアン ×4
聖審絆官 シェムパザーレ ×4
レインボー 4枚
The邪悪 寄成ギョウ ×4
無色 4枚
「修羅」の頂 VAN・ベートーベン ×4
高額カード一覧
ガチャンコガチロボ 1枚 450円程
界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ 1枚300円程
完全不明 1枚300円程
「修羅」の頂 VAN・ベートーベン 1枚300円程
ジーク・ナハトファルター 1枚399円程
(注)この価格は目安かつ2021年5月21日現在の物です。また記事投稿時未発売カードの「天海の精霊シリウス/W・チャージャー」「The邪悪 寄成ギョウ」は考慮に入れておりませんのでご了承下さい。
このデッキの使い方
3ターン目「Wチャージャー」でスタートし、4ターン目「ミステリーキューブ」、5ターン目「ガチャンコガチロボ」と繋げる。
コンボが決まればほぼ勝ちレベルのカードパワーがある。特に相手のコマンドとドラゴンを封じる「VANベートーベン」、相手の出た時効果を無効にする「ワルドブラッキオ」相手ターン中何か行動をしたとたんにターンを飛ばされてしまう「完全不明」辺りが強力。
ただし11マナのカードが手札でだぶつく、「ガチロボ」で「ミステリーキューブ」が捲れる等の事故には注意。こればっかりはどうしようもないのだが・・・ 。
各カード解説
ガチャンコガチロボ
このデッキのキーカードその1。出た時とアタックする時山札の上から3枚をめくり、それが全て同じコストならバトルゾーンに出す豪快な踏み倒し能力を持つ。
このデッキは32枚が11マナなので、それなりの確率では決められる。しかしあくまでそれなりなので、出来ればアタックトリガーを合わせて二回チャレンジしたいところ。
効果起動は難しいが、決まったらほぼ勝ち。地味ながら自分の盾が2枚以下だと自分の水のクリーチャーは攻撃、ブロックされなくなるので覚えておこう。
ミステリーキューブ ホーガンブラスター
このデッキのキーカードその2。山札をシャッフルし、一番上のカードを踏み倒す。
「ミステリーキューブ」は同じ「ミステリーキューブ」や「ホーガンブラスター」を引くとアウトなのだが、「ホーガンブラスター」は「ミステリーキューブ」を引いてもそれを唱えることが出来る。どちらも3コストの「Wチャージャー」から綺麗につなげる事が出来るのが強力で「完全不明」や「ワルドブラッキオ」などを踏み倒せればその時点でゲームを終わらせる事も出来る。
「ガチロボ」のハズレにはなってしまうが、現状防御札も無く「ガチロボ」を手札に持ってくる手段のない11軸には必須カード。どちらかというと「11マナ中心のミステリーキューブデッキの、上振れ枠としてガチロボを入れる」という感覚かもしれない。
天海の精霊シリウス/W・チャージャー
11軸ガチロボ待望のマナ加速カード。3⇒5の流れが出来る「ミステリーキューブ」と非常に相性が良い。
上面の「シリウス」は流石に現代だと弱いが、それでもパワー12000のTブレイカーブロッカーなので最低限打点兼受けにはなる。天門にも入れてあげたいが、11マナのカードで固めたい「11軸ガチロボ」と違いあちらと相性のいいマナ加速カードが他にもあるのが難しい所。
とはいえ「11軸ガチロボ」にとっては救世主と言えるだろう。むしろこのカードが出たことで「11軸ガチロボ」というアーキタイプが出来たと言っても過言ではないかもしれない。
界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ
ガチャの当たり枠その1。相手の出た時効果を無効にする。ミステリーキューブの自然の色マナを確保しつつ、出た時の爆発力が高い。
似た効果のカードとして「ブラキオ龍樹」というカードがある。どちらか一方しか採用しない場合はワールドブレイカーを持つ「ワルドブラッキオ」を採用すべきだが、「ブラキオ龍樹」も同時採用して8枚体制という手もある。
ただしこのブログのタイトルは「安くて強いデュエルマスターズ」なので、無駄にお金がかかる「ブラキオ龍樹」は不採用とした。パックで当てて腐っている等の事情があれば後述する「ジーク・ナハトファルター」と入れ替えるのも良い(ユーノは腐らせてるので、1枚だけ投入予定)。
「修羅」の頂 VAN・ベートーベン
当たり枠その2。昔は高かったが、度重なる再録で安くなった。
召喚時効果は使えないがコマンドとドラゴンの召喚を封じる効果だけでも十二分におつりがくる。置換効果なので出た時効果を許さない点が強力。
完全不明
当たり枠その3兼水マナ要因。相手がマナチャージ、カードを使う、攻撃した時に残りのターンを飛ばす効果を持つ。
出されると相手は何も出来ない超絶ロック能力を持つ。当たり枠としてカードパワーも申し分なく、ガチロボのスタートカラーとしても嬉しい文句なしの能力を持つ。
「11軸ガチロボ」においては必須カードになるだろう。
The邪悪 寄成ギョウ
当たり枠その4。このカードも「天海の精霊シリウス/W・チャージャー」と同じく「デュエル・マスターズ TCG DMEX-15 20周年超感謝 メモリアルパック 魂の章 名場面BEST BOX」に収録されている。
相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりに自分がその能力を使うという能力を持ち、更に相手ターンの初めにクリーチャーを相手墓地からタップして出せる能力を使える。
クロックを出せば実質無限エクストラターン可能。そうでなくとも相手の強力な出た時効果を奪えれば勝ち試合にぐっと近づくだろう。
色が水自然の二色が入っていて、色枠としても優秀。特に水の11マナは「完全不明」以外ロクなクリーチャーが居ないので、このクリーチャーの存在意義は大きい。
ジーク・ナハトファルター
自然の色マナ要因兼マナ加速。出た時と味方のパワー12000以上のクリーチャーが出た時、山札の上から2枚をマナに置き1枚を手札に戻す。
「ミステリーキューブ」から出た時に「ガチロボ」を探しに行ける貴重なカード。またマナに置いてしまった2枚目以降の「ガチロボ」「ミステリーキューブ」を拾えるという意味でも優秀。
とはいえこのカード。「重いカードなのに出た時効果はマナ加速」と今一噛み合ってないので、「ブラキオ龍樹」を採用する場合は抜けるだろう。マナ基盤なので、間違っても他の色のカードと入れ替えてはいけない(自然を含むレインボーならあり)
天紅連結 シリディアン
光文明コスト11。パワー12000TブレイカーでブロッカーとEXライフ、G・ストライクを持つ。
このデッキでは「ミステリーキューブ」「ホーガンブラスター」と並び貴重な受け札。またこのカードも一応「天海の精霊シリウス」を基にしたクリーチャーである。
このデッキは光が初動なので採用。防御要因としてはG・ストライクはやや心もとないが、出た時もEXライフのお陰でそこそこ強い。
聖審絆官 シェムパザーレ
光のマナ基盤。他よりマシ&SRの割に安いという事で採用。
まともな11マナの光のカードが出たら、真っ先に入れ替えるカード。なんなら「シリウス」のファンデッキと考えるなら本家「天海の精霊シリウス」に変えてしまっても良い。
効果は「シェムパザーレ」の方が強いが、場に出た時の盛り上がりは「シリウス」が断トツだろう。
このデッキの強い点・弱い点
「決まれば勝ち」な破壊力がこのデッキの強い点。流石に11×3体の踏み倒しに成功すればゲームに勝てる。また「ミステリーキューブ」の性質上、意外と殴ってくる相手には強い。
一方踏み倒しメタにはめっぽう弱く、他の軸と違い対策カードの様な者は無い。「天海の精霊シリウス/W・チャージャー」で大幅強化されたものの、まだまだ未完成のデッキタイプと言えよう。
「ガチロボ」系デッキ全般に言えるのだが、今後11マナクリーチャーが出るたびに選択肢が増えるのが楽しみだ。
↑今回のデッキのキーカードである「天海の精霊シリウス/W・チャージャー」「The邪悪 寄成ギョウ」が入っているパック。他にも新しくデッキが組みたくなるような優良カードが盛りだくさんでおすすめです。
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