今回紹介するデッキは「激安赤単速攻」。値段に対する費用対効果で考えると、2021年5月時のデュエルマスターズでは最強クラスのデッキだ!
デッキレシピ
火文明 40枚
凶戦士ブレイズクロ―×4
螺神兵ボロック×4
斬斬人形コダマンマ×3
花美師ハナコ×3
爆襲アイラ・ポップ×2
カーメルイス×4
新導バット×4
ハクメイ童子×4
超音速レッドゾーンNEO×4
音速ライドン×4
龍装者バルチュリス×4
使い方
初動は1ターン目に8枚入っている1マナクリーチャーを召喚。2ターン目は「コダマンマ」「ハナコ」で盾を回収し、Sバックで「ハクメイ童子」を出すパターンと1コストクリーチャーで盾を攻撃した時に、キリフダッシュを使い「新導バット」「カーメルイス」を出すパターンの2パターンの動きがある。
いずれのパターンでも攻撃できるクリーチャーが二体。かつ片方のコストは3以上になるので、コスト3以上の攻撃時に侵略! 「レッドゾーンNEO」か「音速ライドン」になる。「レッドゾーンNEO」なら二回攻撃、ライドンならWブレイカーで盾を二枚割ることが出来るので、1コストクリーチャーと合わせて3枚盾を割ることが出来る。
3ターン目には相手の盾は2枚なので、相手が何もしなければそのまま攻撃して勝ち! 圧倒的な速さが魅力だ!
各カード解説
凶戦士ブレイズクロ―・螺神兵ボロック
1ターン目に出せて殴れるこのデッキの初動枠。「ブルース・ガー」は微妙に高いので(2021年5月5日現在メルカリで一枚200円~300円ほど)安さ重視で不採用としたが、このデッキで最も高い「音速ライドン」と同じか少し高いぐらいなので安定性を増すためにも採用するのはあり。
3ターンキルを決めるためにも意地でも初手で引きたい。「ブルース・ガー」を追加する場合、バルチュリス、ハナコorコダマンマ、アイラポップあたりの枚数を調整しよう!
斬斬人形コダマンマ・花美師ハナコ
種族以外は全く同じ効果のカード。合計枚数が合っていれば、どっちを何枚採用してもOK(一応「天使と悪魔の墳墓」というカードの対策で、同じ効果のカードは種類をばらけさせるのがセオリーだったりする)。
登場時に一枚盾を回収する。「S・バック(シールドを手札に加えるとき、それが対応する色のカードならそれを捨てて召喚できる)」の起動要因。こいつで「ハクメイ童子」を召喚し、スピードアタッカーで殴り掛かる動きの為に採用。
sバック関係なく手札補充として優秀なのがうれしい。この後紹介する「キリフダッシュ」組と違い、1マナのカードを引いていなくとも2ターン目の侵略に繋げられるのが強力。
新導バット・カーメルイス
「キリフダッシュ(自分のクリーチャーの攻撃終了時に、そのクリーチャーが盾を割っていれば指定コストを払い召喚できる能力)」能力とスピードアタッカーを持つ。予めアタッカーを用意する必要はあるが、2マナでスピードアタッカーが出てくる点が非常に強力。
更に、2コストで出てくる3コスト以上のクリーチャーなので、「レッドゾーンNEO」「音速ライドン」の「3コスト以上の火のカードの攻撃時に侵略」の条件を満たせるのが超強力だ!
超音速レッドゾーンNEO・音速ライドン
このデッキの切り札。3コスト以上の火のクリーチャーのアタック時に「侵略(攻撃時タダで進化」)出来る。両方とも2枚盾を割れ、「ライドン」は適当なアンタップカードを下に入れれば驚異の4点打点が実現する。
しかし、このデッキにおいてクリーチャー(打点)が減るのは痛いので、基本的に2ターン目に侵略した時は入れない方がいい(追加の召喚無しだと3ターンキルが成立しなくなってしまう)。ただしボロックが初動で相手が水か光のクリーチャーを次に出してきそうな時(ボロックは光か水のクリーチャーが居ると破壊されてしまう)や、3ターン目以降などアンタップ効果を活用する機会は多いので常に頭の片隅に入れておこう。
「レッドゾーンNEO」はWブレイカーを持たない代わりに二回攻撃を持つ。このデッキには二回目の攻撃時にタダで出てくる「バルチュリス」が居るので、単体で「バルチュリス」に繋げられる二回攻撃はWブレイカーより強力だ!
ハクメイ童子・爆襲アイラポップ
「S・バック」を持つクリーチャー。主に「コダマンマ」「ハナコ」から出てくるが、当然相手のシールドブレイクからも出てくる。
「ハクメイ童子」は非常に強力で、1コストクリーチャーが居なくとも2ターン目の侵略を実現してくれる。また、1コストクリーチャーが居なくとも2ターン目「コダマンマ」から「ハクメイ童子」を出し、「ハクメイ童子」攻撃に侵略し二点⇒次のターン総攻撃し、3打点からキリフダッシュorバルチュリスを攻撃終わりに出して止めという流れで3ターンキルを達成出来る事を覚えておこう。
「爆襲アイラポップ」は弱いうえに微妙に希少性が高く、残念ながら入れ替えの第一候補だったりする。
ただし「S・バック」で出せるカードが4枚だけよりは良いと思い採用。
龍装者バルチュリス
自身のクリーチャーの2回目の攻撃時に、手札から宣言すると攻撃終了時にタダで場に出せるクリーチャー。
素でパワーが4000あり、5コストなので侵略も可能でタダで打点が増やせる超強力カード。速攻以外にも「ドギラゴン閃」のデッキ等、様々なデッキで活躍している。
強力だが1ターンに一体しか出せない点、2回攻撃しなければ紙屑と化す点は注意。手札にもよるが、初手でマナに置くカードの筆頭格だったりする。
このデッキの長所、短所
このデッキの強い点は、とにかく速い事である。速い故に相手の事故を許さず、CSで優勝するようなプレイヤーのガチデッキでも運が悪ければ初心者の赤単速攻にひき殺されたりする。その為「勝ったり負けたりしながらデュエマを覚えたい」初心者には非常に有用なデッキである。
また、値段の割には上振れればCSレベルでも勝ててしまうので「とにかく安くて強いデッキが欲しい」「サブデッキが欲しいけどサブデッキに金はかけたくない」なんて人にもおすすめ。他のカードゲームをメインにしてる人がデュエマ用に握るのもいい。
反面。踏み倒しメタやSトリガーに弱く、安定して勝ち続けるためには向いていない。特にCSで勝とうとした場合、少なくとも4勝2敗が最低ラインなので、大会で勝つには相当な上振れが必要。また一瞬で決着がつく為、淡白な勝負になりがちという点も短所といえば短所。
それでも運次第ではどんなデッキにも勝ててしまうので、コストパフォーマンスで考えればやっぱり最強だ!
オマケ カダブランブーを不採用にしても成立する訳&デッキ完成秘話
普通の「赤単キリフダッシュ」には「カダブランブー」というカードが入っている。このカードはキリフダッシュ2で召喚出来、スピードアタッカーを持たない代わりに自分のクリーチャー1体をアンタップすることが出来るので、一枚千円近くする高額カードながら「赤単キリフダッシュ」では必須カードと言われていた。
しかし。「1コストクリーチャーから繋いだ場合、バルチュリスを絡めなければ侵略が出来ない」という致命的な弱点がある。その為通常の赤単キリフダッシュには「刀の3号カツえもん剣」というカードが入っており。1コストクリーチャーの攻撃時にこのカードに革命チェンジ(入れ替えする効果)。攻撃終わりにカダブランプーでアンタップし次の攻撃で侵略という流れを取ることで対応している。
が、しかし! この「カツえもん剣」は火と自然のレインボーカードなので、マナに置くときにタップして置かなければならない!!!
このストレスが使用者として非常に大きく、「カツえもん」を抜く⇒「カダブランブー」だと2ターン目に侵略出来なくない? ⇒抜く理由出来たじゃんやったぜ。という流れでこのデッキが出来た。
高額カードの「カダブランブー」が抜けたことで滅茶苦茶安くなったので、「安くて強いデッキを紹介する」ブログの最初の記事にピッタリだと思う。
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