今回も前回の記事に引き続き、昔のデュエマで使われていた切り札を現代デュエマで使うデッキだ!
今回の切り札はザキラの初期の切り札「暗黒王デスフェニックス」。かなり古いカードだが、5月22日発売の「20周年超感謝メモリアルパック」で再録されるぞ!
デッキレシピ
火文明 10枚
レクタアイニー ×4
コッコルピアGS ×2
勇愛の天秤 ×4
自然文明 10枚
ダンディ・ナスオ ×1
コッコギルピア ×4
レインボーマップ ×4
次元の霊峰×1
闇文明 8枚
黒神龍ゼキラ ×4
黒神龍グールジェネレイド ×4
レインボー 12枚
暗黒王デスフェニックス ×4
神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ ×4
鬼札アバクと鬼札王国 ×4
主な高額カード
神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ 1枚500円程
(注)値段は2021年5月20日現在のものです。また「鬼札アバクと鬼札王国」は未発売カードなのでカウントしておりませんが、効果が強力なので高額化が予想されます。ご了承下さい。
このデッキの使い方
このデッキでは基本的に4ターン目に「デスフェニックス」の着地を狙っていく。
2ターン目「コッコギルピア」⇒3ターン目「ポッポジュヴィラ」と並べる流れが王道パターン。この場合はクリーチャーを順に並べていくだけなので何も考える必要はない。
また、もう一つのパターンに3ターン目「黒神龍ゼキラ」の自爆から「グールジェネレイド」を蘇生させ、ドラゴンが場にいるとタダで出せる「レクタアイニー」を出して進化元を一気にそろえるパターンもある。
こちらの場合予め墓地を肥やしておかなければならないので2ターン目に「勇愛の天秤」や「ダンディナスオ」で「グールジェネレイド」を墓地に送ろう。
各カード解説
レクタアイニー
場にドラゴンが居るとタダで出せるファイアーバード。「デスフェニックス」の進化元として非常に優秀。
初心者の人は出来る事を全部やりがちだが、このカードは手札に抱えておいて「デスフェニックス」を出すターンに出した方が良い場合が多い。
理由としてはいざとなったらマナに置ける事と、場のカードへの除去の方が手札破壊より遭遇率が高い事。ただしハンデスデッキを相手にした時や、相手の盾が少なく次のターンにアタックできるクリーチャーを増やしたいときはさっさと出した方が良い。
コッコルピアGS
懐かしの「コッコルピア」のリメイクカード「ルピア」の軽減効果はそのままに、「G・ストライク」というシールドトリガーに近い能力を得た。
単純に昔の「コッコルピア」より強いという理由で採用しているので、少しでも昔のカードを採用したい人は「コッコルピア」を採用しても良い。
ただし「G・ストライク」はこのデッキでは貴重な防御札なので、ただでさえもろいこのデッキの防御力が更に落ちる点は留意しよう。
勇愛の天秤
2ターン目に使える墓地肥やし。1枚捨てて2枚引くなので、手札を減らさずデッキから「デスフェニックス」を探しに行けるのが良い。
一応申し訳程度にS・トリガーがついている。パワー2000以下除去の効果は現代ではかなり弱いが、場合によってはその効果に助けられる事もあるだろう。
ダンディ・ナスオ
デッキからカードをマナに送り、マナから1枚墓地へ送る事で好きなカードを墓地に送れる昔から定番の墓地肥やし。殿堂入りなので1枚のみの採用。
基本的に落としたいのは「グールジェネレイド」一択だが、まれに「ポッポジュヴィラ」の効果の為にファイアーバードを墓地に落とす事もある。
コッコギルピア
2マナでドラゴンのコストを1軽減できるというこのデッキの為に生まれてきたようなカード。普通のドラゴンデッキならば「メンデルスゾーン」等に押されてまず採用されない。
このカードから綺麗に「神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ」に繋がる。
レインボーマップ
僅か1マナでデッキの上から4枚見て、レインボークリーチャーを1体手札に加えられるカード。
本来動かない1ターン目に「デスフェニックス」を探しに行けるのが非常に強力。また3ターン目以降に余ったマナで撃っても強い。
デッキのレインボークリーチャーは12枚と、期待値的には4枚中1枚はある計算だが、たまに外すのはご愛敬。
次元の霊峰
殿堂入りカード。デッキからレインボークリーチャー一体を見せ、手札に加えられる。
2マナだがこちらは確実に手札に加えることが出来る。殿堂入りするだけあり、デッキの安定感を飛躍的に高めてくれる1枚。
黒神龍ゼキラ
3マナ5000のドラゴンゾンビだが、出た時に強制で自分のクリーチャーを1体破壊するデメリット能力を持つ。
基本的には「グールジェネレイド」の蘇生用カードだが、2ターン目に予め「コッコギルピア」か「レクタアイニー」を出しておいてそっちを破壊し、手札から「レクタアイニー」をG・ゼロする事で「デスフェニックス」を4ターン目に出すパターンもある。
その場合5000と地味にパワーが高いので除去されにくいのが魅力。
黒神龍グールジェネレイド
ドラゴンが破壊されたら場に出てくる7マナパワー6000のダブルブレイカー。このデッキでは「ゼキラ」の自爆から出てくる。
有用な進化元だが、手札にだぶつくと事故になるのが難点・・・
暗黒王デスフェニックス
このデッキの切り札。初期のカードだがなんだかんだ現代デュエマでも4ターン目にシールド焼却持ちのスピードアタッカーが出てくると相手は苦しい。破壊時の手札破壊も除去をためらわせる意味で優秀。
しかし未だにデメリットの無い3マナドラゴンゾンビは存在せず、出しにくさは否めない。今回はあくまで「デスフェニックス」を使いたいという理由でデッキを組んだが、単なるダブルブレイカーの焼却持ちならリメイクの「ゼロフェニックス」の方がはるかに出しやすかったりする。
とはいえ出した時の盛り上がりは全カードの中でもトップクラス! やはりカジュアルなデュエマは「出すのは難しいけど、出したら強いカード」を出した瞬間が一番盛り上がる。
神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ
4マナパワー4000でドラゴンゾンビ兼ファイアーバード。この時点で強いのだが、効果で場に出た時山札の上から3枚を墓地に落とし、更に自分のフェニックスを進化させるとき墓地のクリーチャーの上に重ねる事が出来るようになる常在能力を持つ。
色といい効果といい正に「デスフェニックス」の為のカード。また墓地肥やし効果持ちのドラゴンなので「グールジェネレイド」とも相性が良い。
鬼札アバクと鬼札王国
「デュエル・マスターズ TCG DMEX-15 20周年超感謝 メモリアルパック 魂の章 名場面BEST BOX」で収録される新規カード。
3マナパワー13000・Tブレイカー・スピードアタッカー・マッハファイター(場に出たターンのみ、アンタップされているクリーチャーを攻撃できる)という破格のスペックだが、自分と相手の盾の合計が7枚以上の場合、自分の山札の上から5枚を墓地に送ってこのクリーチャーを破壊する。
「グールジェネレイド」や「ポッポジュヴィラ」の為の墓地肥やし兼、速攻対策。相手が速攻だとこのデッキは冗談抜きで何も出来ないのだが、このカードがあればぎりぎり切り返せる試合も出てくる。
カジュアルマッチにおいて勝率0%と10%の差は非常に大きい。デスフェニックスは出ずとも、速攻系のデッキ相手に小型獣とこのカードで切り返せるとかなり気持ちが良い。
このデッキの強い点・弱い点
やはり「デスフェニックス」が簡単に出る点が強い点だろう。このデッキは最速4ターンでデスフェニックスを出せるので、出すところまではかなりの確率で行ける。
反面「デスフェニックス」に特化しているので防御面は脆く、速攻系のデッキにはほぼ勝てない。あくまでもカジュアルなデュエマで使われるデッキになるだろう。
何気にまだ値段の分からない「鬼札アバクと鬼札王国」以外は安いカードしか入ってないので、コスパの面で優秀。サブデッキとして非常におすすめである。
↑今回紹介した「暗黒王デスフェニックス」を始め、このデッキに採用されている「鬼札アバクと鬼札王国」等懐かしの切り札や強力な新規が多数収録。現役プレイヤーは勿論、復帰勢や昔デュエマが好きだった人にもおすすめです。
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