今回紹介するデッキは「ササゲール軸ドルファディロム」。「キングマスタースタートデッキ ジェントルのディスペクター」を改造したデッキで、初心者でも作りやすく使いやすいデッキだ!
↑今回紹介するデッキは上記のスターターデッキを改造したものになります。価格も1000円程度とお安めなので是非!
デッキレシピ
火文明 8枚
勇騎バクアイラー1×4
友愛の天秤×4
闇文明 7枚
悪夢ルドバットー1×4
傀儡ジェニー1×3
光文明 8枚
黙示ゲンシャコー1×4
DNAスパーク×4
レインボー 17枚
聖魔連結王バロディアス×1
聖魔連結王ドルファディロム×4
滅将連結パギャラダイダ×2
腐聖ブラッドウー2×4
腐勇ドルマークー2×2
襲来、鬼札王国!×4
スターターデッキから追加したカード一覧
ドルファディロム×4 4枚1000円(メルカリ価格)
襲来、鬼札王国×4 4枚1111円(メルカリ価格)
黙示ゲンシャコ×1 1枚45円(カーナベル)
DNAスパーク×1 1枚35円(カーナベル)
友愛の天秤×1 1枚50円(カーナベル)
傀儡ジェニー1×3 3枚180円(カーナベル)
(注)価格は2021年5月7日現在のものです。後カードショップのストレージ漁ったりしたらもっと安く済みます。
使い方
2ターン目に「友愛の天秤」か「バクアイラ」でスタート。3ターン目、4ターン目もササゲールクリーチャーを出していき、5ターン目にササゲール3+5マナで「ドルファディロム」を着地。相手の単色クリーチャーと呪文を抑えつつ殴り掛かる。
または「ドルファディロム」を墓地に落としておき、「襲来、鬼札王国!」で蘇生する。
基本は「ドルファディロムを出して殴る」なので初心者にも使いやすいが、状況によって出すべきカードが変わったりする為意外と考える余地は大きい。初心者の人は各カード解説を見て、使い方を覚えよう。
各カード解説
勇騎バクアイラー1 友愛の天秤
初動枠。2ターン目はどちらかを使い、墓地を肥やしつつ手札を入れ替える。
優先度はササゲール1が残るバクアイラ>友愛だが、天秤は二枚引きに行けるため手札が悪いときはあえて天秤を優先する事も考えられる。
トリガー「鬼札王国」のバリューを高くするためにも、「ドルファディロム」や「バロディアス」を1枚は墓地に置いておこう。墓地に落ちた大型獣が後に必要になっても「ルドバット」で回収に行けば問題ない。
腐聖ブラッドウー2 悪夢ルドバットー1
手札を減らさず3ターン目に出せるササゲール持ち。ルドバットは墓地が肥えていないと失敗する事もあるので注意。
手札を減らさずササゲール2を出せるブラッドウは非常に強力。3ターン目優先度はこの後紹介するジェニー1と並んで最も高い。
一方ルドバットは墓地からクリーチャーを回収できるので、墓地が肥えてきた終盤になるほど強くなる。
傀儡ジェニー1 腐勇ドルマークー2
3マナ枠だが、上記のクリーチャーと違って手札を減らしてしまうため息切れの恐れがある。
しかしジェニー1の方は相手の手札を捨てる為、このデッキでは貴重な相手の動きを邪魔するカードになる。最近では手札より墓地が増えた方が嬉しいデッキも増えてきてるが、相手によっては「ブラッドウー2」より優先して3ターン目に召喚するカードだ。
ドルマーク2はG・ストライク要因兼ササゲール2という便利枠。スレイヤーで相手の大型と相打ちが取れたりと地味に便利なのだが、即座にアドバンテージを取れるわけでは無いので使いどころは考える必要があるだろう。
聖魔連結王ドルファディロム
このデッキの切り札。8マナと重いが登場時に多色以外のクリーチャーを全破壊し、多色以外の呪文を封じるスピードアタッカーのトリプルブレイカー。さらにEXライフによる除去耐性持ち。
信じられないほど強いカード。まさに「出せば勝てる」切り札。とにかく除去耐性の高さとスピードアタッカーのトリプルブレイカーが嚙み合っており、生半可な切り返しを許さない。
強力で派手だが1枚250円というリーズナブルさも魅力。まさに子供の味方というべきカードだろう。もちろん考えて使えればより勝率は上がるが、雑に殴れば勝てる。
聖魔連結王バロディアス
5枚目の「ドルファディロム」。スターターに入っているので1枚のみの採用。EXライフとTブレイカーは健在で、多色でも対象に取れる単体除去もあり制圧力は高い。
しかしスピードアタッカーの有無は予想以上に大きい。「ドルファディロム」を引けなかったときはこのカードを切り札にして戦う事になるが、デッキパワーの低下は否めないだろう。
しかしこのカードは墓地に置いておくと真価を発揮する。なぜならトリガー「鬼札王国」で多色カードを除去しつつ打点を出せるようになるからだ。相手ターン中に出ればスピードアタッカーが無いことは気にならないので、なるべくなら墓地に置いておきたい。
襲来、鬼札王国!
墓地からコスト8以下のクリーチャーを蘇生するか、相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する6マナのS・トリガー付き呪文。
このデッキの最強カードで、墓地の「ドルファディロム」を蘇生し、相手の場を壊滅させつつ盾を増やす最強の受け札になる。また手打ちで撃っても十分強力。
また最悪墓地が無くとも、劣化版「デーモン・ハンド」として撃てるのが強い。相手が多色獣で攻めてきた場合ドルファディロムの効果では破壊出来ないので、意外と使う場面は多い。
類似カードに王来篇一弾のVR「ヘブニアッシュ・サイン」がある。こちらは蘇生効果に加えて強制バトルで除去も出来る反面、墓地にカードが無いと紙屑と化すので一長一短である。今回は値段が比較的安い鬼札王国を採用したが、こちらを採用するのも良いだろう。1枚はパックから出た「ヘブニアッシュ・サイン」で残り3枚は「鬼札王国」みたいな採用をしてもOK。
両方採用して5~8枚体制にするという手もある。デッキパワーは跳ね上がるが、大流行中の「とこしえの超人」にさらに弱くなるので環境次第といった所か。
滅将連結パギャラダイダ
スターターデッキ収録のSRカード。2枚収録されていたのでそのまま2枚採用した。
ササゲールで墓地に送ったカードをそのまま出し直せる点が強力。更にササゲールクリーチャーは「ブラッドウ」「ジェニー1」「ルドバット」と出るだけでアドバンテージを稼げるカードばかりな点も強い。
黙示ゲンシャコ DNAスパーク
防御トリガー枠兼光のアンタップインマナ要因。スターターには3枚ずつしか収録されていなかったが、守りを厚くする意味でも買い足し推奨。
ゲンシャコは相手クリーチャーを1ターン行動不能に出来るのが強力。おまけにササゲール持ちなので、トリガーすると相手をタップしつつ「ドルファディロム」の降臨が1ターン早まったりする。4コストなので手打ちで召喚して敵を縛りつつ次のターンにササゲールしたり、「パギャラダイダ」から蘇生したりと想像以上に器用に動ける。
DNAスパークは問答無用の全タップ。シールド追加もトリガーの多いこのデッキとは相性〇である。
このデッキは光のアンタップインマナが不足しがちなので光のSトリガーは8枚必須。ただしあくまで防御要因兼マナ要因なので、実は「閃光の守護者ホーリー」や「スーパースパーク」等類似カードでも代用は効いたりする(流石にスーパースパークだとデッキパワーは落ちるが)
このデッキの長所、短所
防御トリガーが多く、ビート相手には強気に出られる。また「ドルファディロム」を目指すという目的が分かりやすいので、初心者にも扱いやすいのも長所。値段も3000円台(2021年5月7日現在)なので値段も〇。
短所は遅いデッキの割にメタカードが少なく、コンボデッキには好き放題やられること。また本来有利なビートでもCSレベルのデッキと戦うのはデッキパワーの都合上少々厳しい(一応早期のトリガー「鬼札王国」からの「ドルファディロム」なんかでガチデッキに勝てる事もある)。
またこのデッキはスターターデッキという基盤があるので、ちょっとずつしかカードを買えない子供には特におススメだったりする。一気に追加カードを買う事が出来なくても、スターターをちょっとずつ強化していく楽しみを味わえる。
カードを抜く順番は自由だが、一応おまけとして「ユーノ流の」スターターデッキのカードを抜く順番を公開しておくので、分からなければこの順番でカードを入れ替えよう。
オマケその1 ユーノ式 スターターデッキ入れ替え候補ランキング
第一位 浄黒接続ウルガーン×2
カードパワーは低いが、出されると意外と嫌なカード。ただしそれはEXライフが強いだけなので、他のEXライフ持ちを優先しよう。
第二位 ボーンおどりチャージャー×2
マナ加速と墓地肥やしを同時に行えるナイスカードだが、3マナのマナ加速というのが意外と噛み合わない。
親戚とスターターデッキ発売日に行った「スターターを二つ組み合わせて遊ぶ対戦会」で最初は4積みされていたが、気付いたらゼロになっていた。単純なマナ加速が抜ける程度にはササゲール持ちのシナジーは強い。
第三位 冥光連結ピカガジラ ×2
Gストライクで受け札にもなるEXライフ持ち。ただし7マナと重い割には効果がブロッカーしかなく、「パギャラダイダ」と違いササゲールを消費しっぱなしな点が何が何でも「ドルファディロム」につなげるというこのデッキのコンセプトに噛み合わない。
ただし「ウルガーン」とは違い、それなりのカードパワーはあるので「ドルファディロム」が一枚も追加されていない状況で抜くのはやや危険かもしれない。
第四位 霊峰メテオザー1×4
2000以下を除去できるササゲール持ち2マナクリーチャー。後攻かつ相手がオニカマス以外のパワー2000以下のクリーチャーを初動とした場合活躍できる。何ともピンポイント・・・
しかしスターターデッキ同士の対戦を想定した場合、「コッコルピアGS」や進化元を除去出来る最強カードと化す。スターターデッキを基盤にして遊ぶ環境なら最後までデッキに残す事すらあり(その場合、ドルマークー2と入れ替え)
第五位 炎機混成ボルスレン・バスター×2
スピードアタッカーとEXライフを併せ持つ6マナ6000Wブレイカー。「ドルファディロム」もそうだがスピードアタッカーとEXライフの嚙み合わせは良く、更にGストライクのお陰で受け札にもなるカード。
地味に見えてかなり強力で、スターターデッキ同士の戦いだとボルスレンビートと化す。しかしそれでも基本的な能力しか持っていないのは痛く、最終的には抜けがち。
第六位 腐勇ドルマークー2
最終デッキレシピにも2枚残っている。受け札兼ササゲール2はやっぱり強いので、節約も兼ねてジェニー1と入れ替えるのも無くは無い。
ただしその場合多色が多くなりすぎるので、2ターン目⇒3ターン目にスムーズにカードを出しづらくなるのが悩みどころ。
オマケ その2 裏話
このデッキをユーノがリアルで組んだ時には「ドルファディロム」は4枚で850円、「襲来、鬼札王国! 」は4枚で777円と今より安かった。
その為最初「遊戯王のスターター3つ合体と同じ3000円でデュエマが始められる! 」と宣伝しようとしたが、その後「5Cドルファディロム」が大会で入賞しまくる事によって「ドルファディロム」「鬼札王国」が高騰し無事死亡した。
それでもレアリティの都合上そこまで高くないので、現レートでも十分おすすめ。無理矢理つじつまを合わせるならカードパワーは大幅に落ちるものの、「鬼札王国」を1枚か2枚「地獄門デスゲート」に変え、ルドバット経由で手札から出すようにする(9コスト以上のカードを除去出来ればそのまま召喚可能)と動きの大枠を変えずに3000円以下に抑えられるので、お金が足りない方は諦めずに組んでみましょう。
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